統合失調症:心の病気、学ぶ授業 きょう患者らの講演会も--岡山・京山中 /岡山

統合失調症:心の病気、学ぶ授業 きょう患者らの講演会も--岡山・京山中 /岡山

 ◇「統合失調症などに理解を」と2月から--岡山・京山中2年生
 ◇学区内の精神科病院が教材作成「苦しむ人の存在知った」
 岡山市津島京町の市立京山中学校(岩堂秀明校長)の2年生が、2月から統合失調症などを扱った「心の病気を学ぶ授業」に取り組んでいる。学区内にある精神科を持つ万成病院の協力で教材を作成した。病院によると、中学生対象の精神障害に関する継続的な授業は珍しいという。【椋田佳代】

 3日には同病院の精神障害者社会復帰施設「ひまわり寮」の田淵泰子施設長(44)と、23歳で統合失調症を発症した入所者の谷山義圓さん(55)を同中に招いて講演会がある。

 人権に関する授業を年一回行ってきた同中では、知識がないために偏見の対象となりがちな精神障害の理解を深めようと実施した。100人に1人が発症するとされる統合失調症を題材に、目に見えない障害を理解し、発症が最も多い思春期に正しい知識を身につけて早期受診の敷居を低くする意味もある。

 当初は「テーマが重すぎる」との意見も出たが、教師が田淵施設長から研修を受けるなど工夫を重ねた。初回の授業で「心の病気はどんなものがあるか」と問うと、統合失調症を知る生徒はほとんどいなかったが、ビデオや新聞記事を使った授業を受けて理解を深めた。

 2年の田中慎太郎さん(14)は「初めは、幻聴などの症状を『本当に』と疑ったが、病気で苦しんでいる人がいると知った。ビデオや記事で勉強してきたが、患者さんの生の声を聞きたい」と語った。田淵施設長は「心の病を理解して社会に出てほしい。偏見に声をあげる人が広がってくれれば」と話している。

毎日jp
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