精神身体合併症、12件受け入れ拒否 那覇市立病院 2009年3月18日

精神身体合併症、12件受け入れ拒否 那覇市立病院 2009年3月18日

 看護師不足による県立南部医療センター・こども医療センターの混合病棟14床の休床に伴い、精神身体合併症患者を受け入れている那覇市立病院で昨年9月-今年3月12日までの間、少なくとも12件の精神身体合併症患者の入院受け入れ拒否が発生していたことが17日、分かった。合併症病床が不足する中、患者の受け皿となってきた那覇市立病院でも対応できなくなっている実情が浮き彫りとなった。
 合併症病棟5床で運用し、そのほかの合併症患者を一般病棟で治療している南部医療センターでも3月12日現在、患者40人中21人が症状重篤や看護師不足などの理由から身体拘束されていることも分かった。
 同日の県議会文教厚生委員会(赤嶺昇委員長)の参考人招致で那覇市立病院の屋宜盛秀精神科部長、南部医療センターの宮川真一精神科部長が明らかにした。
 那覇市立病院が断った理由は「認知症のため」「精神症状重体のため」など。同院は精神科病棟がないため、一般病棟で患者を受け入れ、精神科医が院内往診している。2008年は319人を受け入れた。患者の増加に伴い、重症患者の受け入れが次第に困難となっている状況だ。
 屋宜部長は「診療情報部に文書が残っているものだけなので、口頭で断った例、救急で断った例は数えられておらず、氷山の一角だ。南部医療センターで断られ、うちでも断られた患者の多くは一般病院でそのままになっており、十分な治療が受けられず死亡された方もいるだろう」と話している。
 一方、南部医療センターの下地武義院長は、病棟の構造上の問題や看護師の労働条件、小児科の患者増、収益性などを勘案し、看護師が確保できれば混合病棟を小児科病棟として再開することを決め、県の知念清病院事業局長も容認している。

琉球新報
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