授産施設に名刺作り依頼 県の健康福祉部

授産施設に名刺作り依頼 県の健康福祉部
2009年5月2日
県が本年度から障害者の授産施設に印刷を依頼してつくった名刺

 県内150の授産施設でつくる障害者自立支援組織「県セルプセンター」(名古屋市中区)は本年度から、官公庁や企業などを対象にした名刺の印刷業務を始めた。県も本年度から健康福祉部職員の名刺印刷を同センターに切り替え、支援に一役買っている。
 同センターは国と県の補助を受け、製版や印刷の技術のある6施設が共同で名刺を作るシステムを構築した。名古屋市の施設が製版したデータを電子メールで豊田市や豊川市など5施設に送って印刷。名刺の細断や荷造りなどすべての作業を障害者が行っている。
 団体名のSELP(セルプ)は、英語の「Self-Help(自助自立)」が由来の造語。セルプセンターに加入する各授産施設では印刷のほか、食品や陶芸品、木工品などの製造、販売を手掛ける。
 しかし障害者の工賃が安いため、県は同センターを通じ、施設の収入増につながる支援に取り組んでいた。
 同センターで作った名刺には「SELP この名刺は障害者の働く施設で作りました」との表示がある。
この文章を名刺に入れることで、企業は社会貢献の姿勢を示すことになる。県は今後、健康福祉部以外の部局の名刺印刷も同センターに切り替える方針。
 価格は黒1色の両面印刷が100枚2500円、カラー印刷が同3000円など。これまでに県のほか、NPO法人や民間企業など10団体から受注した。
 授産施設の担当者は「品質も一般の印刷業者に劣らない自信がある。少しでも受注先を広げ、障害者の工賃に反映させたい」と話している。
 問い合わせは、名古屋ライトハウス光和寮=電052(751)1884=へ(平日のみ)。
 (山本真嗣)

中日新聞

関連記事

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する