貧民街の成長物語『Precious』にスタンディングオベーション、カンヌ国際映画祭

【5月17日 AFP】第62回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で15日、虐待を受け続けた人生から抜けだそうともがくティーンエージャーのドラマを描いた米インディーズ映画『Precious』が上映され、観客のスタンディングオベーションなど熱烈な歓迎を受けた。監督のリー・ダニエルズ(Lee Daniels)氏が思わず涙をこぼす場面もあった。

『Precious』は、サンダンス映画祭でグランプリ(最優秀審査員賞)を受賞し、カンヌ映画祭では新人発掘の「ある視点(Un Certain Regard)」部門に出品されている。

 上映会場には、母親を伴ったダニエルズ監督のほかに『Precious』でさえないソーシャルワーカー役を演じた米歌手マライア・キャリー(Mariah Carey)や、男性看護師役で登場した米ミュージシャン、レニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)も登場し、レッドカーペットの華やかな雰囲気を盛り上げた。

 映画の舞台は1980年代のハーレム。虐待や2人目の子どもの妊娠に押しつぶされた読み書きのできない10代の黒人少女が、読み書きを学ぶことから、行き止まりの人生からの脱出を目指すという痛ましい物語。原作は、サファイア(Sapphire)著『プッシュ(Push)』。

 ダニエルズ監督は、映画上映前に、カンヌにいることについて「非常に光栄です。夢です。そして、わたしが来たところとは、似ても似つかない場所です」と観客に語った。「

 カンヌ映画祭は24日まで続く。(c)AFP

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