マウス実験で心の病解明を狙う 生理研・宮川教授が講演

マウス実験で心の病解明を狙う 生理研・宮川教授が講演

2009年5月24日

遊園地のような装置を使ったマウスの実験を子どもたちに紹介する宮川教授=岡崎市の岡崎げんき館で

 自然科学研究機構生理学研究所(岡崎市)で、遊園地のような装置にマウスを放つユニークな実験で行動と心の研究を手掛ける宮川剛教授(38)=心理学=の講演が23日、岡崎市若宮町の岡崎げんき館であった。
 生理研の市民講座の一環で、子どもからお年寄りまで約100人が参加した。宮川教授は「マウスの遊園地から脳の不思議を探ってみよう」と題して講演。迷路やホラーハウス、回転棒のような装置で、さまざまな遺伝子の異常を持ったマウスを遊ばせる実験をビデオや模型で紹介した。
 マウスの記憶や恐怖、不安、忍耐力などの心理を示す行動と関係する特定の遺伝子を見つけることによって、統合失調症や認知症など人間の心の病の解明を目指す研究の狙いも強調。「遺伝子の多くが心にかかわっていることが分かってきた」と胸を張った。
 井田小学校4年の水谷ゆうさん(9つ)は「ネズミに心があるなんて不思議。人間の心のことを知れるなんて面白い」と目を輝かせた。講演に続いて、岡崎高校スーパーサイエンス部の目や耳の錯覚をテーマにした実験ショーもあった。
 (相坂穣)

中日新聞

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