昨秋には腹部固定も 入院患者変死

昨秋には腹部固定も 入院患者変死

 大阪府大阪狭山市の医療法人恒昭会「青葉丘病院」で精神科の入院患者(54)が変死した問題で、石田栄吉院長が4日、記者会見し「遺族にはお悔やみ申し上げる。行政への報告が遅れたことは私の責任」と陳謝した。また病院が昨年11月、患者への治療に際し、約1週間ベッドに寝かして拘束帯で腹部を固定していたことも判明。石田院長は患者の身体拘束について「スタッフを信じている。今回は絶対にあり得ない」と説明した。

 患者の死亡原因については「あくまで警察が判断したことなので、私たちも腸管破裂という結果をどうとらえていいのか分からない」と繰り返し、「正直(解剖結果に)混乱している」と困惑した表情だった。

 再発防止策として、隔離病棟の全個室に設置しているカメラの映像を録画することも明らかにした。一方、大阪府は5月26日、死亡事故の報告を怠ったとして医療法や精神保健福祉法に基づき立ち入り調査を実施したが、不明な点もあり再度立ち入りする方針。病院の安全管理について報告を求めた上で、行政指導するかどうか判断するという。

 患者は3月31日、個室内で死亡。病院側は頭から出血している状況などから遺族に対し「頭部を壁に強打したことが死亡の原因」などと説明したが、黒山署の司法解剖で死因は外傷性の腸管破裂と判明。黒山署が患者が死亡した経緯について事故と事件の両面で捜査している。

(2009年6月 4日 14:15 産経関西

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