認知症の人と家族の会:介護保険「高福祉応分の負担」提言--上京で総会 /京都

認知症の人と家族の会:介護保険「高福祉応分の負担」提言--上京で総会 /京都

 認知症の人と介護する家族の全国組織「認知症の人と家族の会」(本部・上京区)の09年度総会が6日、同区であった。介護保険の提言の中で、福祉財源と国民負担のあり方について「納得できる制度が用意されれば、所得水準などに応じた負担をする」との趣旨の「高福祉応分の負担」の考え方を打ち出した。全国から当事者約250人が集まり、活発な意見が交わされた。

 「高福祉応分の負担」は執行部が提案。会場からは「福祉は無料があるべき姿」「負担を宣言するより、国の無駄遣いを改めさせるのが先」「『高福祉』も『応分』も、抽象的で分からない」などの意見が出た。

 高見国生代表は「納得して金を払おうと思える福祉施策を用意させることが前提」とした上で、「単純な応益負担では低所得者が福祉の網から漏れる。応分とは何か答えがある訳ではないが、財源と負担について議論を呼び起こしたい」と訴え、提言を含む09年度活動方針が大多数の賛成で承認された。

 この他、4月からの要介護認定基準変更を「非常識、認知症への無理解」と厳しく批判し、「本人と家族の実態を踏まえた適正かつ公正な認定を強く求める」とのアピールも採択された。【藤田文亮】

毎日新聞 2009年6月7日 地方版

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