親子癒やし、不登校減 じっくり向き合い悩み聞く 東京

親子癒やし、不登校減 じっくり向き合い悩み聞く 東京

2009年6月23日

 不登校や非行などの問題を家庭環境の面から改善し、子どもや保護者を支援していく専門職、スクールソーシャルワーカー(SSW)を配置して1年になる福生市で不登校が減っている。じっくりと向き合える人間関係を築いて問題の原因を探り、医療や福祉機関とも連携する支援が、親や子どもの孤立感を癒やし、効果を上げているという。

 福生市は、病気などを除いて年間30日以上休んだ子どもの割合を示す「出現率」が都内平均の倍だ。07年度は中学校6.31%(都平均3.23%)、小学校0.74%(同0.34%)だった。

 それが08年度は中学校5.57%、小学校0.70%と下がった。小中あわせ07年度119人いた不登校の子どもは106人に減った。今年度も約10人は学校へ戻っている。

 背景に、昨年7月から市が臨時職員に採用したSSW4人の存在がある。「不登校の子に長く会えていない。親にも連絡がつかない」など学校からの相談171件のうち3月までに64件が改善された。

 「家庭の状況や悩みを話すことで心の整理がついた」と外国籍の女子中学生。SSWは子どもにとっては気軽に話ができる相手。保護者には、「専門家の指導」として信頼が得られやすく、緊急の相談にも丁寧に応じて関係を深めている。

 SSWの1人は「親と子どもを社会から孤立させないことが肝心だ」と話す。

asahi.com

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