精神科体制整備のモデル事業案を大筋了承-都地域医療部会

精神科体制整備のモデル事業案を大筋了承-都地域医療部会

 東京都地方精神保健福祉審議会の精神科地域医療部会(部会長=水野雅文・東邦大医学部教授)の2回目の会合が9月4日に開かれ、事務局側が提示した地域での精神科医療提供体制整備のために実施するモデル事業案を大筋で了承した。

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 事務局側が提示したモデル事業案は、地域で適切な医療が必要なときに提供される仕組み作りを目指す「地域における精神科医療ネットワークモデル事業」と、精神保健福祉センターの活用により地域での困難事例への対応を強化する「訪問型支援(アウトリーチ支援)事業」の2事業。
 いずれも現状の医療資源を最大限機能的に活用し、精神障害者の地域での生活を支える精神科医療の基盤づくりの一環。

 精神科医療ネットワークモデル事業では、人口当たり病床数の異なる2つの圏域(区部、多摩部各1)で実施。地域特性を反映した連携モデルの構築に取り組む。
 期間は2010-11年度の2年間で、初年度に実施する実態調査を踏まえ、病診連携など連携ツールを試行するほか、患者・家族に診療情報を分かりやすく提供するマップ作りなどにも取り組む予定だ。

 また訪問型支援事業では、「未治療」や「医療中断」を防止するため、中部総合精神保健福祉センター、多摩総合精神保健福祉センター、精神保健福祉センターが生活安定化の支援などをする考えだ。

 事務局側は4日、10月に固める審議会による「中間のまとめ」に向け、都の精神科医療の現状や課題、早期に取り組むべき事項と今後の検討事項などに関する部会案を提示し、大筋で了承された。

 次回は9月24日、同審議会の精神科救急医療部会と合同会合が開かれる予定。

更新:2009/09/07 11:45   キャリアブレイン

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