理系博士を教育界へ…広島大で会合

理系博士を教育界へ…広島大で会合


養成の仕組み提案

 博士号取得後に就職先が見つからない学生が増加していることから、理系の人材が不足している教育界への道を模索する会合が、広島県東広島市鏡山の広島大で開かれた。

 同大で15~17日に開かれた日本地球化学会の中で行われた。横浜国立大教育人間科学部の津野宏准教授は、全教科担当の小学校だけでなく、理科専門で採用する中高でも、中学校と高校の両方の免許取得が採用の条件となっているケースもあり、教員養成課程に比べて時間が割けない理系学生には負担は大きいという問題点を指摘。中高の免許が同時取得できたり、学会、教委などが連携して大学院で教員養成したりするなどの新しい取り組み作りを提案した。

 読売新聞東京本社科学部の杉森純記者らは、地球科学専攻の学生に実施したアンケート結果を発表。回答者の77%が教員になることに興味を示す一方で研究との両立は厳しく、教員免許取得者は22%、現実の就職先として教員が考えられるとしたのは21%にとどまったとした。

 研究活動の合間に教員免許を取ることができる仕組みがあれば免許を取りたいと思うと答えた人は69%にのぼったといい、杉森記者は、研究を休んで教育実習に参加することを認める雰囲気作りなどが必要と指摘した。

2009年9月24日 読売新聞

関連記事

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する