自殺:対応、精神科との連携課題 医療機関、8割がケア体制不十分--県調査 /福島

自殺:対応、精神科との連携課題 医療機関、8割がケア体制不十分--県調査 /福島

 県は、病院に搬送された自殺者と未遂者に対する救急医療機関の対応について、初の実態調査をまとめた。約8割の機関が精神的ケアの体制が不十分と回答。紹介できる精神科がないとの回答が4割近くあり、精神科との連携が課題として浮かび上がった。これを受け、県は休日と夜間に医療機関から相談を受け付ける「精神科救急情報センター(仮称)」の開設を計画している。

 調査は昨年6月と11月の2カ月実施。県内の全救急医療機関84カ所にアンケートを送り、83から回答を得た。期間中に自殺を図り、搬送されたのは138人で、1割に当たる14人が死亡した。

 精神科があるのは24機関で、常勤医がいるのは11しかなかった。院内の精神的ケア体制は64が不十分と答え、精神科に相談できる体制があるのは32にとどまった。処置後に精神科への紹介を必ず行うとの回答は28だけだった。

 「対応でどのような困難があるか」の質問には、「興奮していて治療が難しい」や「精神症状の評価」、「ケアを行う人的・時間的余裕がない」などの回答が多かった。県などに望むのは、「紹介先の精神科との連携を支援するシステム」が38で最も多く、次いで37が「家庭訪問など地域で継続的に支援する制度」と回答した。

 警察庁によると、県内の09年の自殺者数は626人で、前年より31人増。人口に対する割合は全国でワースト10位だった。

毎日jp

関連記事

Comment

Leave a Reply


管理者にだけ表示を許可する