精神科救急 窓口一本化、24時間電話対応

精神科救急 窓口一本化、24時間電話対応

精神科救急情報センターには看護師や精神保健福祉士らが交代で常駐、患者の電話相談に応じる=福井市大手3丁目

 うつ症状が悪化したり、精神疾患で取り乱したりして精神科救急が必要な時、本人やその家族が24時間問い合わせることができる「精神科救急情報センター」が、県精神保健福祉センター(福井市大手3丁目)内に1日、開設された。窓口に電話すれば昼夜問わずに緊急性を判断してもらえ、受診先や入院先の紹介が受けられる。
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 小児初期救急センターや総合周産期母子医療センターと共に県が進める、救急医療体制の整備の一つ。国の交付金で県が設けた地域医療再生基金を活用した。
 センターには平日午前9時~午後9時(休日午前9時~午後5時)、精神保健福祉士や看護師、臨床心理カウンセラーら4人が交代で常駐する。急患を受け入れる15病院のベッドの空き状況を常時把握し、重症度に応じて入院先を紹介するほか、緊急性の低い相談はかかりつけ医への受診を勧めるか電話相談で対応するかの判断など、診療の優先順位を決める「トリアージ」を受け持つ。時間外は嶺北の7病院に持ち回りで、電話が転送される。警察や消防を通じて寄せられる診察の依頼にも対応する。
 県障害福祉課によると、県内で精神疾患の通院患者は2010年3月現在、1万8619人で、05年より4割近く増加した。精神科の救急を必要とする人も増えているという。精神科救急を受け入れている病院関係者は「症状の緊急性や合併症の有無で、受け入れできるかどうかは変わる。来院前にトリアージされていれば、患者にとっても病院にとっても行き違いがなくなる」と期待を寄せる。
 県障害福祉課の茂田井淳一課長は「精神科救急の相談窓口を一本化することで、患者や家族には迅速な対応が期待でき、いつでも相談できる安心感につながる」と話す。相談電話は24時間対応で、0776・63・6899。

asahi.com

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