向精神薬依存の治療脱却へ=薬剤師活用など5施策-自殺、うつ病対策・厚労省

向精神薬依存の治療脱却へ=薬剤師活用など5施策-自殺、うつ病対策・厚労省
 自殺やうつ病対策を検討してきた厚生労働省のプロジェクトチームは9日、自殺との関連が指摘される医師の指示量を超えた向精神薬の服用防止に向け、薬剤師による患者への積極的な声掛けなど5項目の施策をまとめた。
 同省は、不用意な投薬規制によって患者を医療から遠ざけない配慮に触れつつ、「薬物治療のみに頼らない診療を目指す」としている。
 新たな施策では、薬剤師を「適切な医療に結び付けるキーパーソン」と定義。積極的にコミュニケーションを図ってもらい、向精神薬に依存するリスクの高い患者の早期発見につなげる。
 一般の診療科と精神科の連携強化も重視。例えば、睡眠薬を処方しながら不眠などが改善しない場合は、うつ病などの可能性を疑い、専門医への紹介を円滑に行える態勢の構築を目指すとした。
 このほか、向精神薬の処方に関する指針の普及や、医療従事者の研修充実、チーム医療の推進などの3項目も掲げた。
 さらに、大規模な処方の実態調査や、不適切な処方の把握方法など五つの検討課題を定め、それぞれワーキングチームの設置も決めた。

時事ドットコム

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